◎ 類似業種比準価額の3要素



<類似業種比準価額方式>が使える「比準要素数1の会社」とは?


− 比準3要素の計算には、課税時期直近3事業年度の決算報告書が必要です−



◆ 類似業種比準価額方式の3要素


☆ 1株当りの 「年配当金額」 ・ 「年利益金額」 ・ 「純資産価額」 の求め方

 B 前 々 々 期 → A 前 々 期  → @ 前   期  →今期 ⇒


3要素算出方法(計算式)
課税時期 直近2年間
備  考 比準要素2
以上0の判定
1株当りの
年配当金

b



直前期末以前2年間の
配当金(※1)の合計額×1/2
(※1)特別配当、記念配当等
非経常的配当金は除く

b =(@+A)×1/2
 b1=
(@+A)×1/2
b2=
(A+B)×1/2


 がいずれも0
発行済株式数
1株当りの
年利益金額

c



直前期末以前2年間の
法人税の課税所得金額(※2)
 −非経常的利益金額(※3)
(※2)法人税の課税所得金額
−非経常的利益金額
+受取配当等の益金不算入
−同控除された源泉所得税
+損金算入した繰越欠損金額

  • c =次のいずれか低い方
  •   (@) @

      (A) (@+A)×1/2
      c1=
     @ 又は
    (@+A)×1/2

    c2=
     A 又は
    (A+B)×1/2


     がいずれも0
    発行済株式数
    (※3)非経常的利益とは、
    固定資産売却益 ・保険差益等
    1株当りの
    簿価
    純資産価額

    d


    直前期末の
    資本金額+資本積立金額
     +利益積立金額(※4)
    利益積立金額がマイナスに
    より、計算式の分子の結果
    がマイナスとなったときは
    0とする

    d = @
     
    d1= @

    d2= A


     がいずれも0
    発行済株式数
    (※4) 法人税申告書別表5(1)
    の差引翌期首現在利益積立金




    比準要素数1の会社 (= 「2要素ゼロの会社」 )

  • 直前期末基準で判定して、2要素が0で かつ
      直前々期末基準で判定しても、2要素以上が0


  • いわゆる2要素がゼロ会社について、類似業種比準方式の併用が認められ、
    (評基通189−2)

    2要素がゼロの
    会社の評価方式
      類似業種比準価額 × 0.25 + 純資産価額 × (1−0.25)
    となりました。

    − 比準要素数1の会社も、「類似業種比準価額方式」 が使える −



  • 直前期末基準で判定して、3要素が0の会社

    比純要素数ゼロの
    会社
    の評価方式
    純資産価額方式のみ (評基通189−4)
     (土地保有特定会社 又は 開業後3年未満の会社等の株式の評価



    ● 比準要素のうちの、「利益金額」 の検討

    ☆ 法人の利益については、減価償却が任意償却であるなど、ある程度は利益が調節可

    ← B 前 々 々 期 →← A 前 々 期  →← @ 前   期  →今期 ⇒


    利益金額ケース1ケース2ケース3ケース4
    直前期の利益
    @
    500
    (繰越欠損金
    控除前)
    −600−600−600
    直前々期の利益
    A
    −600500
    (繰越欠損金
    控除前)
    −300−300
    直前々々期の利益
    B
    300−600500200

    c1 の金額算出されるゼロゼロゼロ
    c2 の金額ゼロ算出される算出されるゼロ
    類似業種比準価額方式不可




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    配当・利益・簿価純資産のうち、多少調整できるのは利益です。3年間の内 1回利益を出せば 株の評価の計算においては、
    類似業種比準価額方式が使える場合があり、上手な利益計画が株価対策になります。




    mail: hy1950@manekineko.ne.jp
    tel: 06-6681-2144  税理士 服部行男
    http: //www.manekineko.ne.jp/hy1950/